樫野倶楽部のスタッフブログBlog

今日のテレビで、携帯のスマートフォンを持つことにより、事故や、怪我が増えているというニュースが流れていた。携帯の液晶が大きくなり、アプリや動画において、今までよりも画面を凝視する時間が増えた為、携帯以外の物が目に入らなくなっているという。

こんな時代が来たんだなと新しい物への好奇心を感じつつ、出社していると目に飛び込んできたものがあった。

花嫁のお菓子だ[E:sign03]

これって、・・・　

徳島県では、
婚礼に際して、「道具入れ」、「初歩き」、など、花嫁さん（花婿さん)が、
ご近所にあいさつ代わりとして、花嫁菓子を配る風習があります。

昔から、”およめさんのお菓子”と呼ばれ、親しまれてきた花嫁菓子は、
　　　お世話になった人達へは、
　「ありがとう　ございました。」という感謝の気持ちを。
　　　これから出会う人達へは、
　「よろしく　お願いします。」と、思う気持ちのあいさつ代わりとして、小さな袋に詰めて配ります。

近所に住む人達も祝福し、お菓子といっしょにもらった小さな幸せや喜びを、共に分かち合う。
そんな、ほんわかとした習慣が、ここ徳島には現在にも生き続けています。

時代に比例して少なくなってきてはいるのですが、人との繋がりを大切にする習慣、古き良き時代の習慣を、想いをのせて残していかなければならないのではと、今の時代だからこそ感じてしまいます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｓｈｉｎｏ